私もコロンビアスプレモをBehmorでFullcity まで煎り、その後銀杏煎りでイタリアンまで仕上げて中挽しコーヒ豆をポットに直接入れて冷蔵庫で一晩寝かせて飲んだ事がありますがその不味さに閉口しました。
この不味さの原因はコーヒー豆ではなく抽出方法に問題があるのではないかと思い、実験的な意味でoji製ウォータードリッパー「WD-45」を購入して実験してみました。
■第一回目の実験
自家製イタリアン豆で6時間かけて抽出した結果、アイスはまあまあ飲めるもののホットは二度と飲みたくない味。
いくら実験の為とは言え、23,000円を溝に捨てた気持ちで後悔…。
メリカリ辺りで叩き売ってやりたい気持ち。
しかし、まったく苦味もなく雑味のない角の取れたまろやかな味は捨てがたい…。
よし、思い直して第二回目の実験。
■第二回目の実験
今度はケニアをミディアムに煎った豆を使用。
「きっと変に酸っぱいような変なコーヒーが出来上がるんだろうな~」と思いつつ、
6時間待つ。
まずはアイスコーヒーからの感想。
これは…
「旨い!」
今まで自分が飲んできたアイスコーヒは一体何だったのかと思うほど旨い。
ケニアのミディアムでも酸味が抑えられアイスコーヒとして飲んでも全く遜色がない。
お湯でイタリアンをドリップしてのアイスコーヒより美味しいのかもしれません。
次に水出しコーヒーを温めて飲む。
これも…旨い。
苦味、雑味がまったくなく角の取れたまったりとした味。
これは自分が何年も求めて続けてきた味。
お湯出しと比較すると豆の持つ特性が多少、弱くなるような気がしました。
また水出しコーヒー=フレンチ・イタリアンの組み合わせにこだわる必要なく、ミディアムでも十分すぎる美味しいアイスコーヒが出来上がります。
最初はこの器具を購入した事を後悔しましたが今はなぜもっと早くこの器具で水出ししなかったかを後悔しています。